まず病院・医院と仲介プラットフォームが押さえておくべき非対面診療の下位法令を取り上げ、続いて課徴金の額を争う際に参考になる判決と、企業認証・出願関連のニュースをまとめました。
今日のポイント3行
- 非対面診療を制度化する改正医療法が12月24日に施行され、施行令改正案への意見は11月2日まで受け付けます。
- 光州地方法院は、純利益約600万ウォンの療養病院に科された5億9,322万ウォンの課徴金を、裁量権の逸脱・濫用として取り消しました。
- デザイン出願の3D図面は提出前に審査用ビューアでの確認が案内されるようになり、廃業した企業の女性企業確認1,866件が取り消されないまま残っていたとの指摘が出ました。
1. 非対面診療の医療法施行令を立法予告 — 12月24日施行、危機警報・集団休廃業時は基準を緩和
- 何が変わるか — 保健福祉部は9月23日、非対面診療の委任事項を盛り込んだ医療法施行令の一部改正令案を立法予告しました。災難危機警報「深刻」、感染症危機警報「警戒」以上が発令された場合や、戦時・大規模災害、医療従事者・医療機関の集団休業・廃業・診療中断で対面診療が著しく困難な場合には、非対面診療の基準を緩和できるようにしました。
- 業務委託 — 保険適用外診療の内訳の受付・分析は健康保険審査評価院、支援システム・電子処方箋システムは国民健康保険公団、仲介媒体の届出・認証は保健医療情報院が担います。保険適用外診療の内訳を提出しない場合は過料60万ウォン、虚偽の提出は100万ウォンが案に含まれています。病院級の例外事項は施行規則で別途定めます。
- 対象 — 非対面診療を行おうとする医院・病院、非対面診療の仲介アプリ・プラットフォーム運営者
- いつから — 改正医療法は2026年12月24日施行(2025年12月23日公布)。施行令は立法予告段階(意見は11月2日まで)
- 行政士のひとこと — 仲介プラットフォームは12月より前に届出・認証の手続きを踏む必要がある可能性が高いです。詳細な書類や認証基準は施行規則・告示で示される予定なので、11月以降に確定版を確認してから日程を組むことをお勧めします。
- 出典:医協新聞 · 「非対面診療」施行令を立法予告…非常時・集団休廃業時は基準緩和(一次資料:保健福祉部 医療法施行令一部改正令案の立法予告)
2. 純利益600万ウォンの病院に課徴金5億9千万ウォン — 「裁量権の逸脱・濫用」との判決
- 何が変わるか — 光州地方法院第1行政部は、ある医療法人が区庁長を相手に起こした課徴金賦課処分取消訴訟で、原告勝訴の判決を言い渡しました。当直医師が自ら診察せず、看護師を通じて死亡診断書を発行させたことを理由に、業務停止2か月に代えて課徴金が科されたもので、区庁は年間総収入額の区分(90億ウォン超100億ウォン以下)の1日当たり金額988万7,000ウォンに60日を掛けて5億9,322万ウォンを算定しました。
- 裁判所の判断 — この病院の純利益は2023年に約350万ウォン、2024年に約610万ウォンでした。裁判所は、施行令の課徴金算定基準は固定額ではなく上限とみるべきところ、区庁がこれを機械的に適用し、違反の経緯・不法利益・財務状態を考慮しなかったとして、処分の全部を取り消しました。区庁は光州高等法院に控訴しました。
- 対象 — 業務停止の代わりに課徴金処分を受けた医療機関・営業者全般
- いつから — 第一審判決(控訴審係属中、確定していない)
- 行政士のひとこと — 課徴金処分を受けた場合は、まず処分書に算定根拠がどのように記載されているかを確認してください。行政審判は処分があったことを知った日から90日以内に請求する必要があるため、その期間内に財務資料と違反の経緯に関する資料を整理しておくのがよいでしょう。
- 出典:医協新聞 · 純利益600万ウォンなのに課徴金5億9千万ウォン「裁量権濫用」判決(光州地方法院第1行政部の判決報道)
3. デザイン保護法施行規則改正案 — 3D図面の提出前に審査用ビューアでの確認案内を強化
- 何が変わるか — 知識財産処は、デザイン出願の際に3次元モデリングファイル(3D図面)を提出する前に、審査用ビューアでデザインが正しく表示されるかを確認するよう案内し、正しく表示されない場合は別の3Dファイルや2D図面などの代替手段を提出するよう案内を強化するデザイン保護法施行規則の一部改正令案を立法予告しました。審査段階での補正・補完を減らす趣旨です。
- 対象 — 3D図面で自らデザインを出願するデザイナー・中小企業
- いつから — 立法予告段階(意見は11月2日まで)、施行日 ⚠️ 原文確認が必要
- 行政士のひとこと — 3D図面がビューアで崩れると、補正要求により登録が遅れることがあります。出願前にビューアで一度開いてみて、問題があれば2D図面もあわせて準備しておけば大丈夫です。
- 出典:IPデイリー · 3次元モデリングファイル(3D図面)、提出エラーを防ぐ(一次資料:知識財産処 デザイン保護法施行規則一部改正令案の立法予告)
4. 廃業しても女性企業確認はそのまま — 1,866件は取消要請なし
- 何が変わるか — 国会産業通商資源中小ベンチャー企業委員会の林文栄(イム・ムニョン)議員が中小ベンチャー企業部の自体監査結果を分析した資料によると、監査時点で有効だった女性企業確認9万130件のうち1,866件はすでに廃業した企業のものでしたが、韓国女性経済人協会は管轄の地方中小ベンチャー企業庁に取消しを要請していませんでした。議員室は、廃業情報と確認情報を連携させた常時管理体制を求めました。
- 対象 — 女性企業確認書を保有する企業、公共調達で優遇を受ける企業
- いつから — 制度変更ではない(国政監査での指摘)。事後管理が強化される可能性あり
- 行政士のひとこと — 女性企業確認は公共機関の調達優遇につながるため、代表者の変更、休業・廃業、持分の変動があった場合は確認要件を改めて点検する必要があります。事後管理が強化されれば、要件を維持しているかを問う手続きが増える可能性があります。
- 出典:京畿毎日 · 廃業したのに「女性企業確認」そのまま…1,866社は取消しすらせず(一次資料:中小ベンチャー企業部の自体監査結果、議員室公開)
今週押さえておきたい期限
- 11月2日 — 医療法施行令(非対面診療)・デザイン保護法施行規則改正案の意見提出締切
- 12月24日 — 非対面診療を制度化する改正医療法の施行
本ブリーフィングは黄允相(ファン・ユンサン)行政士事務所が公開資料をもとにまとめた案内です。個別の事案への適用については、所管機関への確認が必要です。
